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著者:reproud

障害があるからこそ体育を

 最近、障害のある子どもと接する機会があり、”障害児の体育”に関する文献を数冊探してきました。その中の一冊、「障害児の体育 〜その考え方と具体的展開〜」という本は、医療と体育のつながりを再考させてくれました。まえがきに書かれていた文章の一部をご紹介致します。

●「障害を負っている子どもの場合においても、人間としての法則の共通性、権利の平等性、集団や方法の共同性のなかで、普遍的な文化の平等と社会の実践に支えられて、発達を実現していくと共に障害の軽減・克服が見通され、意図され、保障されなければならない」

●「『体を育てる』ことを抜きにして、障害児の存在も発達も障害の軽減克服も考えられない。もちろんそれはすべてではない。しかし、欠くことのできない必要条件である。そのためにも『体育』を土台にしなければならないはずである。」

●「体育は健康を獲得し、保ち、発展させていくための直接の学習でもある保健と強い関係をもっている。体育は体や道具が物体を必要に基づいて運び動かすこと、すなわち運動とも深い結合を持っている。体の内なる働きの育ちと日常の在り方とも連携している。」

 どうですか?障害児の体育に関して書かれた本ですが、大人にあてはまることもたくさんあります。実はこの本、最近出版されたものではなくて、初版は昭和56年。今から28年前です。ちょっと難しく感じる人がいるかもしれませんが、続きが気になる方はぜひ読んでみてください。図書館にもあるかもしれませんよ。

著者:reproud

足こぎ車いす が実用化

 東北大学大学院、半田康延教授のグループが研究開発していた”足こぎ車いす”が実用化されました。私が東北大学大学院に行っていた頃も少し話は聞いていましたが、いよいよ一般社会でこの車いすを使って移動している人が見れそうです。

 この車いすは脳血管障害などで片脚が麻痺していても、その片脚をペダルに固定してもう片方の脚でこげば、あたかも自分でこいでいるように動く仕様。普段なかなか使わない麻痺側の脚を動かすので、日常的にリハビリもできます。
 これまで数メートル進むのに眉間にシワを寄せていた人が、ニコニコ笑いながら「よっ!」などと通り過ぎていくようになるかも?

 商品の詳細は株式会社TESSのホームページ(http://h-tess.com/)でご覧に慣れます。

著者:reproud

運動しようとは思うけど…

メタボリック症候群。今やこの言葉を聞いたことがない人はほとんどいないのではないでしょうか。今年の5月26日に発表された食育白書でも、言葉も意味も知っているという人は9割弱というデータが載っています。

ただ、その予防や改善のために食事や運動に気を使っているは3割弱。知っているけど実行には移せない人が多いようです。
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生きる勇気を持ち続ける

2009年6月20日付の朝日新聞”患者を生きる”に投稿されていた言葉です。

投稿されたのは脊髄小脳変性という難病を発症して10年になる山崎剛さん。ご自身も最初は「こんなことならいっそ…」と自信を失いかけていたそうです。しかし、ガンで入院している友人をお見舞いに行った時、「生きろ!」と思ったと同時に自分も「生きよう」と思ったと。

その後、山崎さんは「いまんとこ不治の病なだけなんだ」とグログを始め、その縁で「全国脊髄小脳変性証・多系統萎縮症友の会」の役員を務めるようになりました。自分から外へ発信すると、それに呼応する人や物が現れることを現に教えてくれる存在です。

当方のコンセプトは 「生きている」から「生きていく」へ です。

今は不治の病かもしれません。でも”生きている”ことは事実。そこにほんの少しでも未来を考えるだけ、”生きていく”というベクトルができます。今いる環境の中で自分の心身を感じ、どう生きていくか。それは老若男女、障害や疾病の有無に関わらず必要なことだと思います。

山崎さんの活動は多くの人々に”生きていく”勇気を与えることでしょう。
山崎さんのブログはこちら

著者:reproud

子どものパワーに圧倒されてしまいました…

リハ体育に関心をもって頂いた方のおはからいで、昨日、仙台市内の児童館を訪問させて頂きました。

あいにくの雨でグラウンドが使えず、館内にはたくさんの子ども達がいました。ホールで運動する子、宿題をする子、絵を描く子、読書をする子、等々。一通り館内を案内して頂いた後、ホールで子どもたちと一緒に遊んでみました。

高齢の方に関わることが多い私としては「子どもに関わるのは新鮮!」とワクワクして行ったのですが、想像していた以上の子どもの活発さに圧倒。”最近の子どもは運動不足”などと言われることがありますが、「本当に運動不足なの?」と思ってしまう程でした。

その中に「側転できるんだよ」と見せてくれた子どもがいました。まだ膝が曲がっている状態ではありましたが、”体育を教えている人”と紹介されたから見せに来てくれたのでしょう。

運動が好きでもっと運動がうまくできるようになりたい子、逆に、運動は苦手だけど実はうまくなりたいと思っている子の運動能力を高めたり、運動を通して周りとの協調性の引き出したりできればと感じた時間でした。