カテゴリーアーカイブ 活動記

著者:reproud

目が見えない状態でスポーツ!?

私たちがモノゴトを認識する際に
見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わう
という五感を主に使うわけですが、

状況によって異なるものの

日常得ている情報量の8割以上は
”視覚”が占めている言われています。

言葉のように最後まで聞くことなく、
瞬時に多くの情報を得やすいのも
理由の1つでしょう。

ただ、 続きを読む

著者:reproud

児童センターのホームページでも紹介されました

2019年5月18日に担当したパラスポーツ体験の様子が、訪問した児童センターのホームページでも紹介されています。

どんな様子だったか、ぜひ御覧ください。
http://www.hm-sendai.jp/jidoukan/shisetsu/report.cgi?s=79

著者:reproud

児童センターでボッチャをすると何が起きるか?

伊藤です。

5月18日(土)の午前中、仙台市内にある某児童センターでパラリンピックの競技でもあるボッチャの体験会を子どもたち向けにやってきました。

最初に「ボッチャを知ってる人〜」と聞いてみると、手を挙げたのは2人だけ。

その2人に「やってるところ実際みたことある?」と聞くと二人とも首を横に振っていましたから、ほぼ全員がボッチャ初体験ということになります。最近はオリンピック・パラリンピックの話題があちこちで出ていますので、「パラリンピックでやるスポーツってどんなだろう?」と気になっている子どもたちは多いのかもしれません。

まずは全体のイメージを知ってもらうために競技の様子や簡単なルール説明、いろんなボールの投げ方を1つの動画にまとめて見てもらいました。

すると、最初は表情の硬かった子たちに少しずつ笑顔が見え始め、味方や相手のボールに当てる投げ方の映像が流れると「うわー」とか「すごい!」という声も出始めました。その声は子どもたちのみならず、後ろで一緒に見ていた親御さんや児童センターの先生方からも。
(どちらかというと、大人のほうが興味津々だったかも)

なんとなくイメージを掴んでもらったら、あとは実践しながら学習。

「ちょっと重いから気をつけてね」と一人ひとりにボールを持ってもらうと、低学年の子に「ホントだ、ちょっと重い」という子がいれば、「え〜、そんなに重くないよ〜」という高学年の子まで感想はバラバラ。1年生から4年生までいて、体格も体力も違いますから当然です。

ただ、いざボールを転がしてみると、あまり転がらなかったり逆に転がりすぎてしまったりと良い意味でギャップが生まれたようです。

このギャップが『うまくできるようになりたい』という意欲を掻きたてます。

この頃には笑顔や笑い声が増え、ボールを転がしてはボールを取りに行ってを繰り返したので「喉が乾いた」と水を飲みにいく子も出始めます。「やり方によって意外と運動量も確保できるんだね」と児童センターの先生から感想もありました。

そして何度かボールを転がす練習を終えた後いよいよ試合。

赤チームと青チームに分かれ、一人1回はマトとなる白いボール(ジャックボール)を投球できるようにルールをちょっと変更しました。

そうすることによって、低学年で遠くまでボールを転がせない子も自分でジャックボールを投げたときは同じ感覚でボールを近づけることができます。実際、ピタッとくっつけて周りの大人やチームメートから拍手を貰う場面も。キョトンとしながらも、ちょっと照れくさそうに笑う顔が印象的でした。

回を重ねるごとに少しずつうまくなると楽しさも感じられますが、スポーツに付き物なのが点数や勝ち負け。勝負にあまりこだわらない子もいれば、「やるからには負けたくない」という子もいるわけです。これはどこに行ってもあります…。

全試合が終わって泣いてる子もいましたが、最後に子どもたちを集めて座り、次のことを話しました。

・最初からうまくできる人はなかなかいない
・うまくなるにはどうしたらいい?としつもんをする
 →「練習する」という返答が子どもからあり
・ボッチャは速く走ったり、高くジャンプしたりできなくても一緒にできるスポーツ
・車いすに乗っている人も、みんなのような子どもも、おじいちゃんおばあちゃんも一緒にできるスポーツ
・来年はパラリンピックでもやるから、面白いと思ったらテレビなどで見てみて
 →「うん、見るよ」という声が出る

私たちリハビリテーション体育士は、ただスポーツをやってみよう、楽しくできたねというところで基本的には終わりにしません。参加する方々の特性にもよりますが、運動やスポーツを通して自分の内外に関心をもつキッカケを作り、意欲や行動の変化につなげます。

「今回参加した子たちの中にも何か芽生えてくれたら」と思っていると、さっそくその日の午後に変化があったようです。

お昼御飯を食べた後また子どもたちが児童センターに戻ってきて、運動の得意な子と運動の苦手な子が一緒に砂場で遊んでいたというのです。普段は人数が多いので異学年と遊ぶ環境をあまりつくれないようなのですが、ボッチャで1年生から4年生まで協力しながらゲームをしたのが楽しかったのか、午後も一緒に遊んでいたと教えてくれました。

また、運動の苦手な子が迎えにきた親に第一声で「ボッチャ楽しかったー」と伝えたり、あまり走らない子が外に出て走って遊んでいたということもあったようです。

児童センターの先生からは「これまでの土曜行事であんなに盛り上がったのは初めてです」と。観ている大人も楽しんでましたからね(ホントは大人がやりたくてウズウズしていたかも!?)

それから、進め方で次のことが勉強になったという声もいただきました。

・作った道具がユニバーサルデザインになっていた
・居場所を定めてあげることが大事だと気づいた
・視覚化して説明することで、子どもたちが説明をきちんと聞いていた
・障がいのある方について触れてくださったのもよかった

障がいがある人のリハビリを拡充する手段として始まった『障がい者スポーツ』は、様々な身体特性があっても健康増進や楽しみを享受できるための『アダプテッドスポーツ』へと進化してきました。

そして近年は、障害の有無だけでなく体力差があっても一緒にできる『ユニバーサルスポーツ』として広がりをみせています。

子どもの体力低下や運動能力差が指摘される現代ですが、「わたしにもできる!」「ボクもチームのためになってる」と感じられるアレンジされたスポーツは、次世代を担う子どもたちの心身と社会性形成に役立つと思っています。

著者:reproud

研修を次の場で活かす

東北ブロック若手障がい者スポーツ指導者研修会に参加された皆さん、観測史上最強クラスの寒波が来ているなかご参加いただき、ありがとうございました。
 
今回は天井の高い体育館で開催したため、「この寒さで大丈夫だろうか?」と心配になるところもありましたが、いざ実技が始まったら「暑い…」と上着を脱ぐ方がでるほど盛り上がっていました。
 
参加された方からいただいたアンケートでも
・思っていた以上に楽しかった
・やってみるとできそうだと思った
・初めて会った人とでも楽しい時間を過ごせた
・もっとルールを覚えたい
 
などたくさんの ”楽しかった” という声をいただきましたが、
 
東北ブロック障がい者スポーツ指導者協議会の副会長が閉会のあいさつで語った「私がバレーボールをできるとは思ってなかった。実に楽しかった。」という言葉に、今回の研修のあり方が表われていたと感じました。
 
障がい者スポーツは、障がいのある方がするスポーツというより、『障害があってもなくてもほぼ同じ条件でできるスポーツ』というほうが合っていると思います。
 
今回の研修はそれが体感でき、なおかつ複数人でチームを組んでできるスポーツを選択し、
 
そのスポーツを通して、競技する側と指導・サポートする側の立場をちょっと意識して参加し、”知る”から”分かる”へステップアップすることを目的としました。
 
「団体競技の楽しさの中で、思っていたより技術的な難しさや身体のどこを使っているか気づくことができました。」
とアンケートに書いていた方もいて、ねらいが伝わったと感じた次第です。
 
夢中で参加している時は、”競技する側の楽しさ”を感じることが多かったかもしれませんが、後から振り返って、講師の方々がどのような順番で練習を組み、どんな言葉どんな身振り手振りで指導・サポートしていたか振り返っていただければと思います。
 
そして、一番最後に実は…と伝えた『研修のつくり方』
 
今回と似た形で企画すれば、あなたの地元でも研修会や体験会を開催でき、地域内の連携も築いていけます。仮に今回参加した方一人一人が小さく体験会を開催すれば、東北地方に50ヶ所近くの障がい者スポーツの場が”出現”します。
 
上級指導員の資格をもっている方は、「私たちもマネしていきたいと思います」とコメントをくださいました。
 
今回は若手向けの研修だったので、「まだ自分には研修や体験会を企画するのは難しい…」と思う方が多かったかもしれませんが、「こんなスポーツをして楽しかった」と誰かに伝えるだけでもOKです。
 
『障がい者スポーツをする場が少ない』という声がある東北地方に、1つずつ種を蒔いていきましょう。
 
「今度こんな研修会を開催するんです」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ当方にも教えてくださいね。

著者:reproud

セミナー参加者の声とお礼の手紙が届きました

先日福島県で担当したセミナー
アダプテッド・スポーツの講義と実例
のアンケート結果とお礼の手紙が
届きました。

支援学校の生徒さんが作っている
手漉きの和紙で。
 
※実際の手紙は一番下にあります
 
様々な声がありましたが、
参加した方々自身が楽しめたことは
大事なことだと思います。

自分が楽しくないことは
他の人にもすすめづらいですから。

他にも興味深い声がありました。

●障がい児・健常児という差がなく
 楽しめる運動ばかりだった。
 日々、ストレスがたまっている
 子どもたちがより楽しく運動できる
 と思った。

●スポーツとつなぐ運動についてわかった。

●自分の実践に活かすことができる
 と実感できる講演だった。

●楽しめたスポーツだった。
 自分の実践でも取り入れたいと思った。

●大変楽しい時間だった。
 誰にでもできるルールの中で
 仲間と工夫しながら勝利を目指す
 ことは素晴らしい体験だと思った。
 また、スポーツを実行する際の留意点
 「環境づくりの①~③」は実際に我々が
 働く際にも大切なことだと強く感じた。

●子どもたちとかかわる者として、
 様々なイメージ(子どもの特性)について
 個々の対応を考えられた。

●理論と実践が入っていて理解が深まった。
 また、実技では本気で楽しむことができた。

最近は、発達障害のある子や
障害の認定は受けていないけど
体を動かすことが苦手な子がいて

「その子たちも楽しめる運動を
 どう提示したらよいかわからない」

という声をよく耳にします。

もし他の地域でも困っているところ
がありましたら、お役に立てるかも
しれませんのでお声がけください。

セミナー等のお問い合わせはこちら
http://r-taiiku.reproud.com/?page_id=174