東北ブロック若手障がい者スポーツ指導者研修会に参加された皆さん、観測史上最強クラスの寒波が来ているなかご参加いただき、ありがとうございました。
 
今回は天井の高い体育館で開催したため、「この寒さで大丈夫だろうか?」と心配になるところもありましたが、いざ実技が始まったら「暑い…」と上着を脱ぐ方がでるほど盛り上がっていました。 
参加された方からいただいたアンケートでも
・思っていた以上に楽しかった
・やってみるとできそうだと思った
・初めて会った人とでも楽しい時間を過ごせた
・もっとルールを覚えたい
 
などたくさんの ”楽しかった” という声をいただきましたが、
 
東北ブロック障がい者スポーツ指導者協議会の副会長が閉会のあいさつで語った「私がバレーボールをできるとは思ってなかった。実に楽しかった。」という言葉に、今回の研修のあり方が表われていたと感じました。
 
障がい者スポーツは、障がいのある方がするスポーツというより、『障害があってもなくてもほぼ同じ条件でできるスポーツ』というほうが合っていると思います。
 
今回の研修はそれが体感でき、なおかつ複数人でチームを組んでできるスポーツを選択し、
 
そのスポーツを通して、競技する側と指導・サポートする側の立場をちょっと意識して参加し、”知る”から”分かる”へステップアップすることを目的としました。
 
「団体競技の楽しさの中で、思っていたより技術的な難しさや身体のどこを使っているか気づくことができました。」
とアンケートに書いていた方もいて、ねらいが伝わったと感じた次第です。
 
夢中で参加している時は、”競技する側の楽しさ”を感じることが多かったかもしれませんが、後から振り返って、講師の方々がどのような順番で練習を組み、どんな言葉どんな身振り手振りで指導・サポートしていたか振り返っていただければと思います。
 
そして、一番最後に実は…と伝えた『研修のつくり方』
 
今回と似た形で企画すれば、あなたの地元でも研修会や体験会を開催でき、地域内の連携も築いていけます。仮に今回参加した方一人一人が小さく体験会を開催すれば、東北地方に50ヶ所近くの障がい者スポーツの場が”出現”します。
 
上級指導員の資格をもっている方は、「私たちもマネしていきたいと思います」とコメントをくださいました。
 
今回は若手向けの研修だったので、「まだ自分には研修や体験会を企画するのは難しい…」と思う方が多かったかもしれませんが、「こんなスポーツをして楽しかった」と誰かに伝えるだけでもOKです。
 
『障がい者スポーツをする場が少ない』という声がある東北地方に、1つずつ種を蒔いていきましょう。
 
「今度こんな研修会を開催するんです」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ当方にも教えてくださいね。


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