今月もやってきました、ヨガ!

今月もやってきました、ヨガ!

伊藤です、 少人数の医療福祉関係者向けの ヨガ教室、今月も開催しました! 今回はケアファクトリーリズム八乙女 さんの一室をお借りしての開催。 会場に入ると、参加した方々も講師も 「うわ〜、ステキな建物〜」 と目がキラキラ。 場の雰囲気はとても大事です。 全員が揃ったところで、 まずは一人一人の悩みや 身体の状態確認から始め、 それに合わせて やる内容を参加者に合わせて カスタマイズしていきます。 こうできるのは少人数のメリット。 今回はテーマは ・むくみ ・股関節の柔軟性 ・肩凝り など むくみ対策ではツボの位置や なぜその名称になっているのか などの話も含まれていて なるほど〜と頷きながら実施。 「家でもやります!」という声も。 その後は様々なポーズをとりながら 自分の体と向き合っていきました。 少人数であるため、一人一人に しっかりサポートできるのが この教室の特徴。 声をかけたり姿勢を修正したり。 私も会場サポートをしながら後ろで こっそり姿勢をとっていたのですが、 「センセ、内くるぶし同士は  くっつけてください」 としっかり観られていました(笑) すべて終わるとじわ〜っと汗。 それから、股関節が硬くて...と 悩んでいた女性は、やる前と比べて 随分開くようになりました。 [写真左下] リプラウドは訪問型の健康支援チームです。 会場をご提供いただければ ご要望に合わせて企画致します。 それから、一緒に活動する仲間 も募集しています。 あなたの得意なことで、 あなた自身にも周りの人にも輝きを。  ↓ http://r-taiiku.reproud.com/?page_id=174...
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事務所に戻るとこんな置き手紙が

事務所に戻るとこんな置き手紙が

「ん〜、またやったか」 と思うのですが、 別に怒る気はありません。 「え〜、何でですか?  いい人ぶってるんですか?」 いえいえ、もともと破ることも 想定しているからなんです。 「破れる!?」 はい、実はこれ、ふわふわと 滞空時間の長いフィルム状の 風船のことなんです。 落下速度が遅いため、障害のある お子さんや高齢の方でも 余裕をもって打つことができますし、 ラリーが続きやすい代物。 基本的にはバンバン打っても 破れることは少ないのですが、 爪などが当たったり 両手でガシッと掴んだりすると プシュ~っと空気が抜けることも。 ただ、 普段あまり動かない人も 知らず知らずのうちに顔を上げたり、 腕を伸ばしたり、「それっ!」と 声を出したりします。 素早く動くのが難しい子も 一緒に運動できるため、 放課後等デイサービスでも 人気があります。 この風船を切っ掛けに 「また運動したい!」 「次は他のこともしたい!」 という言葉が引き出せればいいので 割ったからといって「コラ〜」 ということは基本的にありません。 でも大事に使ってね。...
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大学で講義

大学で講義

今日の夕方は大学で講義を担当しました。 障害のある方に運動やスポーツの 指導もしくはサポートをする際に どんなことへ留意しているかなどを 普段の活動の様子も含めて話しました。 「こんなスポーツがありますよ」 「こういうことに気をつけてます」 ということも話しましたが、 ・障害はあるモノではなく  感じるもの ・それを障害と観ているのは  本人か支援者か など、マインドセット的なことを 組み込むので、他の先生の講義とは 少し色が異なるかもしれません。 そんな講義があと3週続く予定です。...
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リプラウド誕生秘話

リプラウド誕生秘話

伊藤です、 「リプラウドという言葉は  どういう意味ですか?」 と時々聞かれることがあります。 リプラウド(Reproud)とは Re+proudからなる造語で、 2005年に頭の中に浮かびました。 『再び(Re) 誇りをもつ(proud)』 という意味です。 この言葉は次のように生まれました。 通所リハビリ事業所で働いてた頃、 ある癌の末期と診断された男性 Mさんがいました。 その方の願いは 「亡くなる前まで動いていたい、  運動していたい」 でした。 家族が主治医に相談したところ、 「こんな状態で運動なんか無理だ」 と言われたそうです。 私も電話を通して 「血液検査の数値を見ても  運動が難しいことはわかるだろう!」 と強めの口調で言われました。 それでも家族は 「こう言われたのですが、  本人が望むようにしてあげたい」 と話しています。 私は主治医のもとへ行き、 本人の意思を尊重していただくことは 難しいのかダメ元で話しました。 電話では厳しい口調の先生も、 膝を突き合わせてお話すると、 「こういうことに気をつけてくれ」 と穏やかに検査データや体調を 細かく教えてくれました。 医師としては命を守るのも 仕事の1つ。 この先生も悩んだかもしれません。 運動を続けられるようになった Mさんは運動する度に 「ありがとう、ありがとう」と 頷きながらおっしゃってくれました。 しかし、 日を追う毎に弱くなっていくのは 周りの人もMさんも分かります。 運動を終えてドカッと椅子に座り、 目を瞑っているMさんを見ると 正直、泣きそうになる時もありました。 今でもその当時を思い出すと 胸が締まる感じがします。 それでもMさんはどこか嬉しそうでした。 体調が変わって他界された数日後に ご家族が挨拶に来てくださったのですが、 その時の言葉は今でも忘れられません。 「父の願いを叶えられて良かった。  ありがとうございました。」 この時、頭に浮かんだのが 『再び誇りをもつ(Reproud)』 という言葉です。 「もう動いてはいけないのか...」 とドン底に落とされたような状態から 再び上を向く切っ掛けをつくる。 「自分はダメだ」という自己否定から 新たな自己肯定感や自己効力感を 取り戻す環境をつくる。 あの時諦めていたら 「亡くなる直前まで動いていたい」 というMさんの願いと誇りも、 ご家族の 「Mさんの願いを叶えたい」 という願いと愛情も 守れなかったと思います。 「私はこうやって生きたいんだ」 「誰かの役にたっていたいんだ」 そんな想いをもう一度取り戻す。 その切っ掛けや環境づくりが できればと思っています。...
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