本日は、介護予防教室終了後の空き日を利用して、普段なかなか行けない宮城県某町に住む女性の体力確認へ。この方、年齢は98歳!ややすり足加減ですが、杖も使わずに歩くんです。食事も日に3度しっかり摂っていらっしゃるとのこと。

 「一度転んでから左脚が弱くなって」というので下肢筋力を調査。膝関節の変形や痛みの既往はないとのことで、0.5kgの軽いおもりから順番に足首に付けて膝を伸ばしていったところ、「ん〜、ちょっと重いかな〜」と言いながら、2kgのおもりまでなんなく上げてしまいました。

 足首に2kgのおもりをつけた時に、「重い…無理です」なんて言うのは若い人のほうが多いくらいです。98年も付き合ってきた身体。個々の筋肉の力ではなく、全体で力を出す方法を身につけているのでしょう。
 『筋力をつけること=介護予防』という単純なことではないということですね。何か秘訣があるのかも?
 ちょうど、”98歳、元気の秘訣”というタイトルの本がありましたので、ご紹介もしておきます。