4.体育って運動することじゃないの?

みなさんは『体育』と聞いて何を想像するでしょうか?
運動すること?運動技術を身につけること?そのできばえを競い合うこと?

本来、『体育』とは各時期や様々な状態での
①自分自身や他者の心身を認識して、
②健康を維持・増進していく意識と行動力を養う
ことを目的とした教育分野の一つです。

決して、運動技術を身につけたり、運動のできるできないを評価するだけのものではありません。

「自分自身の心身を認識するってどういうこと?」と思う方がいるかもしれませんが、これは
・自分のできることとできないことがわかる
・できないことをできるようにするにはどうすればよいかわかる
などといったことです。

この関係ができていないと、怪我をしたり病気を煩ったり、他者とトラブルになったりすることがあるわけです。

何かを実践するには、まずそれを知らなければなりません

運動の実践のみならず、身体のしくみと成り立ち、性・年代に即した疾病や障害の予防、身体と自然・社会環境との関連などに関する知識を得る『保健の授業』があるのはそのためです。

人間の心身は一生を通して変化します。ただ、環境に適応し続ける一方、外乱に対応できず破綻をきたす場合もあります。これは学校へ通っている時期だけにあてはまることではありません。むしろ、社会に出てから心身の変化を感じる人が多いのではないのでしょうか?

だから、体育は生涯に渡って行なわれるべきなのです。年齢や学校への入学のみならず、性別や障害の有無を問うものでもありません

→ ⑤リハビリテーション体育士の特徴

>>目次へ戻る