2009年6月20日付の朝日新聞”患者を生きる”に投稿されていた言葉です。

投稿されたのは脊髄小脳変性という難病を発症して10年になる山崎剛さん。ご自身も最初は「こんなことならいっそ…」と自信を失いかけていたそうです。しかし、ガンで入院している友人をお見舞いに行った時、「生きろ!」と思ったと同時に自分も「生きよう」と思ったと。

その後、山崎さんは「いまんとこ不治の病なだけなんだ」とグログを始め、その縁で「全国脊髄小脳変性証・多系統萎縮症友の会」の役員を務めるようになりました。自分から外へ発信すると、それに呼応する人や物が現れることを現に教えてくれる存在です。

当方のコンセプトは 「生きている」から「生きていく」へ です。

今は不治の病かもしれません。でも”生きている”ことは事実。そこにほんの少しでも未来を考えるだけ、”生きていく”というベクトルができます。今いる環境の中で自分の心身を感じ、どう生きていくか。それは老若男女、障害や疾病の有無に関わらず必要なことだと思います。

山崎さんの活動は多くの人々に”生きていく”勇気を与えることでしょう。
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